構築の基本とまとめ
- ▶︎目次
- ボルトピクシー構築とは?
- 構築例
- 個別解説
- 基本選出
ボルトピクシー構築とは?
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ボルトロスで「威張る」「電磁波」で起点を作ったあと、ピクシーで「小さくなる」を積みます。
ボルトロスは初手で選出し、物理アタッカーの場合でも気にせずに「威張る」を行います。
強い点
強み①:ピクシーの害悪性能
「小さくなる」を6段階上昇(最大)で3/9=33% 命中率に補正がかかります。
また、「瞑想」で特殊耐久をガン積みすることで、耐久ポケモンをツマせます。
強み②:ボルトロスの害悪性能
優先度+1で「威張る」ことができます。
混乱は、2〜5ターン一定の確率(50%)で自分を攻撃してしまうため、運ゲに持ち込むことができます
強み③:積み構築に強い
ピクシーの特性:天然は、相手の『のうりょく』ランクの変化の影響を受けない特性です。
そのため、積み技主体とするポケモンに強いです。
具体的には、マリルリ・カイリュー・メガボーマンダ・メガギャラドス・パルシェン・メガバンギラス・ライコウなどが挙げられます。
シングルバトルでは、積みは非常に重視される戦術ですのでそれをメタれるのがピクシーの強さです。
弱い点
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弱み①:ピクシーで「小さくなる」をしても、一撃必殺技は命中率30%で固定なのであっさり突破されることもあります。
ボルトロスが起点にしにくい、マンムーは採用率も多いポケモンですので注意が必要です。
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弱み②:連続技持ちのアタッカーに対しては、ボルトロスの身代わりが役に立たずがあっさり突破されてしまいます。
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弱み③:特性:トレース持ちとピクシーが対面すると、「小さくなる」を無かったことにされてしまいます。
構築テンプレ
ポケモン名 | 道具 | 技 |
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オボンのみ | 10万ボルト/電磁波/身代わり/威張る |
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アッキのみ | 瞑想/ムーンフォース/小さくなる/月の光 |
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こだわりスカーフ | へんしん |
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たべのこし | 氷の息吹/絶対零度/守る/身代わり |
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メガストーン | 秘密の力/グロウパンチ/不意打ち/岩雪崩 |
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こだわりメガネ | ハイドロポンプ/トリック/10万ボルト/ボルトチェンジ |
各ポケモンの入手方法
▶︎ピクシー
115番道路・流星の滝でピッピを入手できます。
ピッピを月の石を与えることで進化します。
特性:天然は夢特性のため、群れバトル等で入手できます。
▶︎ボルトロス(化身)
アルファサファイアで入手出来る。
手持ちに「ポワルンポワルン」がいる状態で、“むげんのふえ”を使い、ヒワマキシティの北辺りの空にある「マボロシのばしょ:くろくも」で入手。
▶︎メタモン
夢特性:変わり者のメタモンは、XYのフレンドサファリで入手できます。
▶︎オニゴーリ
ORAS「浅瀬の洞穴 氷の部屋」の群れバトルで 夢特性のユキワラシを入手しましょう。
オニゴーリは、Lv.42で『ユキワラシ』から進化
▶︎メガガルーラ
XY「輝きの洞窟」でガルーラを入手しましょう。
ガルーラナイトは、キナギタウンのポケモンセンターのすぐ側で拾う(グラードン/カイオーガ戦後入手可能)
ポケモン毎の役割について
基本選出 | ![]() |
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ピクシーが出せない時 | ![]() or ![]() |
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裏選出 | ![]() |
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▶︎基本選出
初手にボルトロスを選出し、「威張る」を選択して起点を作りましょう。
基本的には、威張る→身代わり→電磁波→10万ボルト です。
物理アタッカーでも、関係なく「威張る」を選択しましょう。
物理アタッカーに「威張る」場合は、メタモンでケアをします。
物理ポケモンで変化することで、相手の耐久ポケモンを誘いやすくなり そこをピクシーで起点に変えることができます。
ピクシーは「小さくなる」をひたすら積むお仕事です。
オニゴーリが重たい、ローブシンやニンフィアに比較的強め(勝てるとは言ってない)。
オニゴーリが重たい、音技持ちに強め。
また、メガガルーラを採用することで「ゴツゴツメット」持ちのポケモンを選出してもらいやすくなります。
▶︎「小さくなる」が刺さらない時は、オニゴーリを選出します。
オニゴーリの強みは、自分よりも素早さが遅いポケモンは起点にできる点です。
ボルトロスの「電磁波」で起点を作ってあげることで役割対象を増やすことができます。
また、水ロトムの後攻とんぼ返りでも起点をつくることができます。
後攻とんボル→オニゴーリ出す→守る→とんボル役に引っ込める』という作業を繰り返し、回避や耐久が上がったら身代わりを残します。
選出率は、ピクシーよりも多くなることが多いです。
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水ロトムは、PT全体で重たいポケモンに強く 保管枠としての採用です。
おすすめ記事:元オニゴリスト レンカイが教える:特性:ムラっけの極意
▶︎裏選出
害悪が刺さらない場合、メガガルーラでグロウパンチを積みにいきます。
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ボルトロスが「威張る」の起点を作り、メガガルーラのグロウパンチで勝ち筋をつくります。
メタモンは、ボルトロスとも相性が良い上 終盤の掃除役になります。
個別解説
ボルトロス
技:10万ボルト/電磁波/身代わり/威張る
特性:悪戯心
持ち物:オボンのみ
努力値:HP:236 / 特防:224 / 素早:48
性格:穏やか
メガガルーラが重たい、クレセリア、スイクン、ゲンガーに強いHD振りです。
HD振りにすることで、ボルトロスミラーにも強くなり 起点作りのポケモンを「威張る」運げに持ち込みます。
▶︎努力値調整先
HP:4N(実数値184)
特防:ブッパ
素早:最速70族(キノガッサなど)+3(実数値137)
身代わり2回でオボンのみを発動できるように、HPは4N。
素早さは、悪巧みボルトロスを意識した。
悪巧みボルトロスのS調整は最速70族(キノガッサなど)抜きが多いので、+2にしました。
ピクシー
技:瞑想/ムーンフォース/小さくなる/月の光
特性:てんねん
持ち物:アッキのみ
努力値:HP:244 / 防御:252 / 素早:12
性格:図太い
「アッキのみ」は、物理技を受けた時防御が上がる持ち物です。
「瞑想」と合わせることで、ピクシーの耐久を底上げします。
攻撃技は、範囲の広い「ムーンフォース」にしました。
ボルトピクシーのピクシーでは、「アシストパワー」を採用する人もいますが、悪ポケモンで詰んでしまうデメリットもあります。
▶︎努力値調整先
物理耐久の目安は、攻撃特化メガハッサムのバレッドパンチが54.7%~65.6%ですので、アッキのみ発動で乱2といったところです。
これくらい物理耐久が高ければ、ガブリアスなども起点に変えることができます。
特殊耐久の目安は、特攻特化水ロトムのハイドロポンプが48.2%~57.2%です。瞑想を積むことで起点に変えることができます。
HP:201(ナイトヘッド、地球投げを4耐え)
防御:特化
素早:余り
メタモン
技:へんしん
特性:変わり者
持ち物:こだわりスカーフ
努力値:HP:252
性格:生意気
ボルトロスが物理アタッカーに「威張る」をして突破された際の保険として、メタモン。
変わり者は、相手の能力上昇も引き継ぐことができる特性です。
▶︎努力値調整先
HP252振りで確定、めざめるパワーのタイプはメタモンに依存するため ミラーで打つ機会の多い めざ岩が人気がある。
相手の威嚇を受けてから、変わり者で相手のステータスをコピーできるように最遅がテンプレ
オニゴーリ
技:氷の息吹/絶対零度/守る/身代わり
特性:ムラっ気
持ち物:たべのこし
努力値:HP:172/特防:84/素早さ:252
性格:臆病
自分よりも素早さが遅い かつ 連続技持ちでない限り、身代わり+守るで起点に変えることができるポケモンです。
逆にいうと、Sは早いポケモンの多い構築では選出しにくいです。
「氷の息吹」は、必ず急所に当たるので、ランク補正を無視できるということなので相手の積みに強く、特攻が下がっても急所で打ち消せる。
▶︎努力値調整先
HP:16n+1
特防:控えめメガボーマンダのハイパーボイス確定耐え(63.2%~75.1%)
素早:極振り
メガガルーラ
技:秘密の力/グロウパンチ/不意打ち/岩雪崩
特性:きもったま→親子愛
持ち物:メガストーン
努力値:HP:4/攻撃:252/素早:252
性格:陽気
ピクシー・オニゴーリ共に、メガガルーラが重たいので メガガルーラミラーに強い陽気ASです。
ボルトロスで起点を作ったあと、グロウパンチで積みにいきます。
ゴツゴツメットを嫌って、秘密の力を採用しています。
水ロトム
技:ハイドロポンプ/トリック/10万ボルト/ボルトチェンジ
特性:浮遊
持ち物:こだわりメガネ
努力値:HP:252/防御:4/特攻:252(S個体値27)
性格:ひかえめ
PTに一貫する鋼の一貫性を消したり、重たいマンムー・ヒードランに強いコマです。
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後攻ボルトチェンジで有利対面から、オニゴーリの起点を作ることもできます。
▶︎努力値調整先
後攻ボルトチェンジを意識して、S個体値は、無振り85族に抜かれる調整です。
クレセリアやスイクンに後攻ボルトチェンジを当てることで、安全にオニゴーリを繰り出します。
代用できるポケモン
▶︎ボルトロス枠
ボルトロスの代わりに、クレッフィの採用が考えられます。
今回のPTでは、電気ポケモンが2体いるので クレッフィの方がPTのバランスが良いかもしれません。
「食べ残し」はオニゴーリが持っているので、クレッフィに「ゴツゴツメット」を採用し「イカサマ/でんじは/でんじふゆう/いばる」という技構成にするのをお勧めします。
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電磁浮遊+ゴツメを搭載することで、地面技無効により炎技を持たないガブリアス、メガガルーラ、マンムーなどを受けられるようになります。
お勧め記事:レートで見かけるいばみがクレッフィの基本と対策〜自称・運ゲの神レンカイに聞いてみた
▶︎メガガルーラ枠
メガガルーラの代わりに、祟り目メガゲンガーの採用が考えられます。
ボルトロスで電磁波を撒いたあと、「祟り目/鬼火/身代わり/ヘドロばくだん」という技構成のメガゲンガーなら「身代わり」で起点を作ったあと「祟り目」の一貫性をつくるエースになれます。
▶︎水ロトム枠
水ロトムの代わりに、スイクンの採用が考えられます。
PTで重たい、マンムー・ヒードラン・ドリュウズなどに強いです。
最後に
ピクシー・オニゴーリで積んで戦う構築を紹介しました。
共に、連続技持ちが重たいのですが、メガガルーラ・メタモンで強引に突破することで対象するので安定しないかも知れません。
威張る・ムラっ気などの対策が苦手という人は、自分で使ってみることで対処方法が見えてくるかも知れません。