構築の基本とまとめ
- ▶︎目次
- バシャサンダーナット構築とは?
- 構築例
- 個別解説
- 基本選出
バシャサンダーナット構築とは?
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バシャサンダーナット構築とは、メガバシャーモと相性のいい「ナットレイ」「サンダー」を採用した構築です。
メガバシャーモの「つるぎのまい」+「とびひざげり」は「ステルスロック」込みでHB特化スイクンを確定一発で落とせる程の火力を持つのが特徴です。
そんな高い火力を持ちメガバシャーモが苦手なポケモンの受け皿として、「ナットレイ」「サンダー」がいます。
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サンダーは、バシャーモの苦手なガブリアス、霊獣ランドロス、ファイアローなどの物理を相手にします。
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ナットレイはメガバシャーモが苦手な水・電気・フェアリー・ドラゴンタイプや、耐久ポケモンの処理が得意です。
また、「サンダー」と「ナットレイ」は相性補完に優れるため、サイクルが回しやすいです。
そのため、サンダーナットレイで相手を削った後 メガバシャーモがフィニッシャー というのも大切な勝ち筋です。
強い点
▶︎サイクル戦に強い
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ナットレイの「ステルスロック」「宿り木の種」、サンダーの「毒々+はねやすめ」などのスリップダメージで相手を削ることができるため、サイクル戦に強いです。
▶︎相性補完のいい並び
相性補完の良い組み合わせのため、サイクルの回しやすい構築です。
読みが苦手な人でも扱いやすいです。
▶︎メガバシャーモの突破力
メガバシャーモは、攻撃種族値160、威力120技の「フレアドライブ」「とびひざげり」の一致技、特性:加速による抜き性能など エースとして高いポテンシャルを持ったポケモンです。
等倍でも相手を一撃で葬れる火力を持っています。
弱い点
▶︎電磁波撒きが重たい
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エースのメガバシャーモの攻撃を耐える耐久持ち+電磁波撒きのポケモンは相手するのが辛いです。特に、化身ボルトロスはバシャーモに対してホイホイ後出ししてくる人が多いです。
対面構築の増加により、「化身ボルトロス」の採用も上がっているのも辛いポイント。
▶︎対面構築が重い
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メガバシャーモが、化身ボルトロスの電磁波を受け、メガガルーラにPTを壊滅させられることが増えました。
また、スカーフガブリアス・襷ガブリアスが増え メガバシャーモが対面で突っ張れる機会も減りました。
▶︎ステルスロックも重たい
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サイクルを回す構築のため、交代際にダメージを受ける「ステルスロック」はきついです。
▶︎積み技持ちの炎ポケモン
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メガバシャーモが抜きエースとして期待できない、積み技持ちの炎ポケモンは厳しいです。
HDアロー1匹でPTが壊滅するほか、カバルドン+メガリザードンXの積み構築なども突破方法に乏しいです。
▶︎零度スイクンの増加
メガバシャーモの重たい、耐久ポケモンはナットレイの「宿り木の種」+「守る」で処理することが多いです。
しかし、零度スイクン解禁による 「絶対零度」で殺される機会が増えました。
また、零度スイクン対策に「身代わり」を採用した耐久ポケモンも増えたためナットレイが役割を持ちにくくなりました。
オススメ記事:零度スイクン:対策必須級の強さな6つの理由【流行】
構築テンプレ
ポケモン名 | 道具 | 技 |
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メガストーン | 飛び膝蹴り/フレアドライブ/剣の舞/守る |
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オボンのみ | ボルトチェンジ/めざパ氷/どくどく/羽休め |
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ゴツゴツメット | 技:ジャイロボール/宿り木の種/守る/ステルスロック |
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食べ残し | 熱湯/瞑想/冷凍ビーム/身代わり |
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カゴのみ | ハイパーボイス/瞑想/眠る/欠伸 |
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とつげきチョッキ | 地震/地割れ/氷柱針/氷の礫 |
各ポケモンの入手方法
▶︎メガバシャーモ
Lv.36で『ワカシャモ』から進化。
ORASだと特性:加速持アチャモが手に入らないので、GTSで入手しよう。
バシャーモナイトは、グラードン/カイオーガ戦後から114番道路の橋の北側の石屋で購入できる
▶︎サンダー
XYでフォッコを選んだ場合、サンダーが徘徊する。
▶︎ナットレイ
Lv.40で『テッシード』から進化。テッシードをXYの「輝きの洞窟」「映し身の洞窟」で入手しよう。
▶︎ニンフィア
ポケパルレでハートを2個以上にして、フェアリータイプの技を覚えさせてレベルアップで『イーブイ』から進化する。
▶︎スイクン
手持ちに「ルギアルギア」または「ホウオウホウオウ」がいる状態で、
“むげんのふえ”を使い大空を飛び、
カナズミシティ東の上空辺りの「マボロシのばしょ:みかいのもり」でバトル&捕獲!
▼毎時(※降り立った時間)
00~20分:ライコウ
21~40分:エンテイ
41~59分:スイクン
▶︎マンムー
『げんしのちから』を覚えさせてレベルアップで『イノムー』から進化する。
XYのフレンドサファリで、イノムーを入手しよう
ポケモン毎の役割について
基本選出 | ![]() ![]() |
害悪対策・起点作り | ![]() |
電気ポケモン対策 | ![]() |
零度スイクン・地面対策 | ![]() |
物理受け・起点作り | ![]() |
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▶︎基本選出
バシャサンダーでサイクルを回すのを基本とします。
メガバシャーモの重たいポケモンを、サンダーで受けるため持ち物は「オボンのみ」を持たせることで後出ししやすくします。
サンダーは、ボルトロスよりも 耐久性能が高く 回復技「はねやすめ」を持っているため 場持ちがよく メガバシャーモの相方として適しています。
▶︎ニンフィア
「欠伸」による、起点作りにくわえ、メガバシャーモの苦手な「身代わり」持ちに強い 音技持ちです。
特殊ポケモンであれば、瞑想+眠るで受けきれます。
▶︎スイクン
バシャサンダーの重たい、マンムーや零度スイクンを意識した採用です。
▶︎ナットレイ
PTのゴツメ枠として採用しました。
「ステルスロック」での起点作り、「宿り木の種」によるサポートなど サイクルを有利に回せる役割です。
サンダーが選出できない、「グロパンガルーラ」の削り役などをこなします。
主に、サンダーが出せない時の削り役になります。
▶︎マンムー
「小さくなる」持ちのピクシー、フワライドに牽制をしたり、メガバシャーモが苦手な電気(主にボルトロス)対策に採用します。
バシャサンダーナット構築個別解説
メガバシャーモ
技:飛び膝蹴り/フレアドライブ/剣の舞/守る
特性:加速
持ち物:進化の輝石
努力値:HP:124/攻撃:252/防御:4/特防:4/素早:124
性格:意地っ張り
メインウェポン2つでメガボーマンダ以外の敵なら、ほとんど等倍に入ります。
4枠目は抜き性能を高める「つるぎのまい」を採用します。
剣舞+ステロで防御特化クレセリアすら、落とせます。
守るは、安全にメガシンカ及び特性:加速を発動してくれます。
サンダーの「どくどく」、ニンフィアの「欠伸」とも相性がいいです。
▶︎努力値振り
素早さ:1加速で130族抜き
攻撃:極振り
HP-B-D:余り
サンダー
技:ボルトチェンジ/めざめるパワー(氷)/羽休め/毒々
特性:プレッシャー
持ち物:オボンのみ
努力値:HP:252/防御:252/特防:4
性格:図太い
メガバシャーモが苦手なポケモン達をまとめて相手をします。
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メガボーマンダ・ガブリアスを削れる、めざ氷は必須。
マンダ入りのPTには、積極的に選出したい。
サイクルを回すことを意識し、電気技は「ボルトチェンジ」です。
▶︎努力値調整先
防御特化することで、A2段階上昇ファイアローの珠フレアドライブが87.3%~103%(乱数1発 (12.5%))になるため処理が安定する。
一方、流行のHDアローが処理が重たい。
ナットレイ
技:ジャイロボール/宿り木の種/守る/ステルスロック
特性:鉄の棘
持ち物:ゴツゴツメット
努力値:HP:252/攻撃:4/防御:252
性格:のんき
メガガルーラのHPを削ることを意識した、ゴツメナットレイ。
宿り木+鉄の棘+ゴツメによる、削り性能は非常に高い。
メガガルーラと一緒に採用されることが多い、ボルトロスは「悪巧み」持ちでなければワンチャンス。
基本の仕事は、「ステルスロック」撒きによる起点作り。
▶︎努力値調整先
ジャイロボールの火力を上げるために、素早さに下方補正をかける。
炎のパンチを採用している場合を除いた、メガガルーラ(猫捨て身・グロ捨て身・グロ雪崩・秘密の力型)に強い。
(努力値振りの詳細はゴツメナット補完)
ニンフィア
技:ハイパーボイス/瞑想/眠る/欠伸
特性:フェアリースキン
持ち物:カゴのみ
努力値:HP:244 /防御:228/特攻:12/特防:4/素早:20
性格:ひかえめ
ナットレイで、「ステルスロック」を撒いた後 「欠伸」を撒きメガバシャーモにつなげるのも大切な勝ち筋。
積み技持ちのため、受けループ構築やクレッフィなど身代わりを張るポケモンに強い。
▶︎努力値調整先
C:ハイパーボイスで無振りガブリアス確定1発
HB:陽気キノガッサのタネマシンガン5連確定耐え、特化メガボーマンダの捨て身タックル確定耐え
HD:特化メガリザードンYのオーバーヒート確定耐え(目安)
S:同族意識
(参考:【ジャポ】タイマン重視型瞑想【ニズム】)
メガボーマンダと正面から殴りあえる、努力値調整になっています。
スイクン
技:瞑想/身代わり/熱湯/冷凍ビーム
特性:プレッシャー
持ち物:たべのこし
努力値:HP:156/防御:60/特攻:4/特防:68/素早:220
性格:臆病
基本選出では重たい、零度スイクン・カバルドン・マンムーなどに強いのが 「身代わり+めいそう」を搭載したHSスイクンです。
素早さに努力値を振ることで、マンムーに先制がとれ、スイクンの絶対零度に身代わりを合わせることができます
▶︎努力値調整先
H:16n+3調整により食べ残しの回復込みで身代わりを5回連続で出すことができます。
A:最小。タイプ不一致のイカサマがスイクンの身代わりに対して確3。
HB:食べ残し込みでA252ガブリアスの逆鱗を確定で2耐え。最低限の物理耐久を確保。
C:余り
HD:瞑想1積みでポリゴン2の無振り10万ボルトを身代わりが最高乱数以外耐え。
B<D:ダウンロード対策。ポリゴン2のCが上がってしまうとHD調整の意味が薄くなってしまいます。
S:最速80族抜き、準速90族+4です。最速マンムー、トゲキッス、準速ガルーラ等を抜くことができます。
詳細は、もんディー先生に学ぶ。身代わり搭載 食べ残しスイクン育成論【ORAS】
マンムー
技:地震/地割れ/氷柱針/氷の礫
特性:厚い脂肪
持ち物:とつげきチョッキ
努力値:HP:44 /攻撃:204 /防御:4 /特防:252 /素早:4
性格:いじっぱり
ボルトロス(化身・霊獣)、メガサーナイト、メガゲンガー、サザンドラなどの特殊アタッカーと殴りあえるADマンムーです。
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メガバシャーモの苦手な、ボルトロスに強い点が特に評価が高いです。
▶︎努力値調整先
ADベース。耐久効率を高めるにHPを16n-1にした。
詳細は、受けループも唸るその強さ。じわれ搭載とつげきチョッキマンムー育成論【流行】
選出について
基本選出
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サンダーを物理受け、ニンフィアを特殊受けとして採用した構築です。
ニンフィアの「欠伸」から、メガバシャーモの「剣の舞」が大切な勝ち筋です。
VS ボルト入り対面構築
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ボルトロスに強い、マンムーは確定です。
ゲンガー・ガルーラには、メガバシャーモが強いため確定。
残り1枠は、スイクン or ナットレイが多いです。
メガボーマンダ入り
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自由枠 |
サンダーとナットレイを中心にサイクルを回します。
メガバシャーモは選出しにくいことがほとんどです。
代用できるポケモン
水ポケモン枠
スイクンの代わりに、ゲッコウガが考えられます。
攻撃範囲が広いため 削り役として非常に優秀です。
フェアリー枠
ニンフィアの代わりに、メガサーナイトが考えられます。
メガバシャーモと同時選出できないものの、火力が非常に高く裏エースとして活躍が期待できます。
電気対策枠
マンムーの代わりに、ガブリアスが考えられます。
スカーフを撒くことで、ボルトロスとの対面にも強くなります。
ガブリアスでとりあえず、相手を削った後 メガバシャーモでフィニッシャーになるという展開にも持ち込みやすいです。
最後に
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という並びをみる機会はすこしずつ減ってきましたが、サイクル構築の基本といえるような相性補完のすぐれた並びです。
メガバシャーモは、「剣の舞」+「ステロ」を撒いた状態であれば ほとんどのポケモンを突破できるため勝ち筋も明確な扱いやすいポケモンです。