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海外公式大会の環境とは?【ダブルバトル】

      2015/10/31

海外ダブル環境の変化

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海外では既にWCS2016の世界大会に向けて既に多くの公式大会が開かれており、ルールに関しては来年まで全国ダブルルールで行われています。そのため、今もなお海外では全国ダブルの環境の変化が進んでいます。

世界大会でChalkが上位を独占した後に海外ではどのようなメタゲームになっているのかについて紹介しようと思います。

最近ではアメリカでRegionalsという中規模の公式大会が行われていました。この記事ではこちらの記事(http://www.pokemon.com/us/play-pokemon/autumn-regional-championships/2015/week-3-vg-tournament-results/)を見ながら、環境についての考察を行っていこうと思います。

各地区の上位使用率

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アメリカでは5つのRegionalsが行われていましたが同時に上位者の構築に採用されているポケモンの使用率についても紹介されています。

クレセリア ヒードラン モロバレル 霊獣ランドロス メガガルーラ

上位の6匹は世界大会で活躍していたChalk(※)と呼ばれるポケモンにプラスして化身ボルトロスがランクインしています。これは世界大会優勝者の構築と同じものであり、メガガルーラに限らず、メガサーナイトの構築にも採用される場合が多いこともこの結果に繋がっていたようです。

※1…ダブルバトルのスタンダード構築において強力な5匹の並びであるCresselia, Heatran, Amoonguss, Landorus-T, Kangaskhanの頭文字をとってCHALKと呼ばれている。

マリルリ次に注目すべきところは使用率7位に上がっているマリルリの存在です。
世界大会以後に行われていた賞金制大会であるNugget Bridge Invitationalでマリルリ入りの構築が優勝したことや、マリルリ自体が安定性を持ったポケモンであることから高い使用率になっているのだと考えられます。
(オススメ記事:ダブル環境に何故マリルリが増えたのか?マリルリ考察育成論

ギルガルドヒードランと共に高い使用率を誇っていたはがねタイプのギルガルドはマリルリより一匹少なく、8位の位置にいますがこの表からもマリルリが非常に増えつつあるということが見て取ることができるでしょう。

メガガルーラメガシンカに絞ってみてみるとメガガルーラは他の一般ポケモンを差し置いて使用率1位を勝ち取っています。
世界大会以前の海外環境ではメガガルーラの使用率は他のメガシンカとそう変わらなかったはずですが、世界大会の結果からメガガルーラに対する評価に変化が生じたことが分かります。

残りのメガボーマンダとメガサーナイトはいずれも仲良く6匹ずつおり、メガシンカ3強であるところのメガガルーラが1つ頭を抜き出た形となっています。
また、驚くべきことにメガリザードンYの使用率は非常に低く、全体で2人しかメガリザードンYを使用していませんでした。

各地区の優勝者構築について

Wayne regionals

Wayne regionals
この地区の優勝者はエルフーンテラキオンという構築を使用していました。
一般的にエルフーンテラキオンというとエルフーンの「ふくろだたき」とテラキオンの特性である「せいぎのこころ」によるコンボギミックが採用されていますが、このプレイヤーのエルフーンにはふくろだたきが採用されておらず、おいかぜ/うそなき/アンコール/まもるとなっています。

おいかぜからメガサーナイトとヒードランという並びからほのおタイプとフェアリータイプの全体技を放つことが出来るため、非常にパワフルな構築だといえます。また、ロトム水にいのちのたまを持たせており、おいかぜのスピードコントロールを意識して構築の火力を全体的に底上げしているように見受けられます。

また、Chalkに強いであろうヤミラミも使用しており、メンタルハーブを持つことによってちょうはつなどの邪魔を受けずにおにびなどでメガガルーラの火力を削ぐ、ちょうはつでクレセリアのトリックルームを止めるなど、環境に対して非常に強いメタとして採用されていることが分かります。

San Jose regionals

San Jose regionals
メガガルーラを中心とした少し特徴的な構築がこの地区では優勝しています。この構築は一般的なメガガルーラの構築とは2つ大きく異なる特筆すべき部分が存在します。

▽1.霊獣ランドロスではなくウインディを使用している。
一般的に耐性的な面を考えると特性いかくを持つポケモンは多くの場合、霊獣ランドロスが採用されます。

しかし、この構築ではおにびやバークアウトなど相手を弱体化させることに特化したウインディが採用されています。
それは多くの場面で積み技を使用するポケモンや種族値が低く火力の高いポケモンをサポートするために使用されます。
また、このウインディはぼうじんゴーグルを持っているため、モロバレルとメガガルーラの並びに対して非常に強く出ることができます。

▽2.メガガルーラとクレセリアの違い
この構築においてはメガガルーラはグロウパンチとまもるを持っており、攻撃ランクを上げて相手を倒す型になっています。

クレセリアに関しても一般的な素早さ操作のためにトリックルームやこごえるかぜ、でんじはを採用しておらずめいそうとつきのひかりを使用するクレセリアが採用されています。

また持ち物も物理攻撃を受けると発動し、防御ランクが1段階上がるアッキのみが採用されており、メガガルーラの突破力とクレセリアの詰ませる強さを勝ち筋とした構築のように見て取れます。

このことからも何故霊獣ランドロスではなくウインディが使用されているのかについて納得することができるでしょう。

このような積み技をメインとする構築は相手のポケモンを処理するスピードが非常に遅い場合が多いですが、ウインディを採用したことによって相手から処理されづらくしており、その耐性面の穴埋めとしてローブシンやギルガルドといったようなメガガルーラに比較的強いポケモンが使用されているため、環境に多く存在していたメガガルーラスタンダードに対して有利に対戦を運べたものであると考えられます。

Lancaster regionals

Lancaster regionals
この地区で優勝を果たしたのはメガサーナイトとメガガルーラの構築を組み合わせたような構築です。
注目すべきはいずれの構築にも一般的に採用されるヒードランというポケモンがおらず、マリルリが使用されていることでしょうか。

ヒードランがいないことでメガサーナイトとメガガルーラが処理しにくいギルガルドというポケモンが問題となってきますが、環境的にヒードランがギルガルドに変わって増えつつあるという状況と使用していた化身ボルトロスにはみがわりとわるだくみが、マリルリにははらきおとすが採用されていたため、それほど大きな問題ではなかったのでしょう。

そして、この構築で特徴的なのはメガサーナイトに「ふういん」という技が採用されていることでしょう。
はらだいこマリルリの構築は基本的にニンフィアやメガサーナイトモロバレルというポケモンに対して基本的には不利ではらだいこを使用する前に大きなダメージを受けてしまい、先制技で倒されてしまうという場面が多いです。
そのため、おくびょうサーナイトの持っているふういんを使用することによってマリルリやメガガルーラの苦手とするそれらのハイパーパーボイスを使用するポケモンに対し、強く立ち回れることを可能にしています。

Arizona regionals

Arizona regionals
なんとこの地区ではRegionals全体では2匹しかいなかったメガリザードンYが優勝しています。

マニューラやヒードランなどと一緒に組むことで高い攻撃力を生かした構築となっています。
この構築では世界大会のシニア部門で活躍していたスキルスワップを持ったクレセリアが使用されており、こごえるかぜによる素早さ操作からメガガルーラやヒードランの特性を奪い取ることによってメガリザードンや他のポケモンの動きやすい状況を作り出すことができます。

メガリザードンYの構築ではありますがクレセリアが構築のコアとなり、サポートを行うことで大火力の技を通す構築となっています。
また、クレセリアにはゴツゴツメットを持っており、回復技であるつきのひかりを覚えています。ゴツゴツメットを持つことによってメガガルーラに対してより一層強く立ち回れるようにしていたことが分かります。

Houston regionals

Houston regionals
この地区ではメガガルーラとウルガモスを合わせた構築が優勝しています。

この構築は一般的なメガガルーラスタンダードと異なり、スピードコントロールを行うことができる技が採用されていないというところです。クレセリアにはトリックルームの代わりにスキルスワップとてだすけが採用されており、こおりタイプの技にはれいとうビームが採用されています。
また、ウルガモスは性格がおくびょうであり、ラムのみを持っていることからゴツゴツメットを持ったメガガルーラにとても強い型ではなく、ちょうのまいを積む事でこちらから相手を高火力で一掃することのできる攻撃的な構築となっています。

来年のWCSに向けて

海外では既に来年のWCSに向けての公式大会が行われていると冒頭でありました。

日本ではジャパンカップと日本代表決定戦の2つしか公式大会がないことからこの秋から冬にかけての時期はほぼオフシーズンとなっており、モチベーションが保ちづらい時期ではあります。

しかし、海外では常にポケモンのイベントが行われており、特に世界大会に繋がるような大会に関しては多くの世界プレイヤーが対戦を行っているため、目を離すべきではないでしょう。
年明け前には来年のWCSルールが発表されることだろうと思いますが、それまでの海外の大会とその環境について知っておくことで次のシーズンでは大きくスタートダッシュを切ることが出来るでしょう!

この記事は、地紋さんに書いて頂きました。
記事の記事のアイディア(書いて欲しいポケモン、構築のなど)・質問があればリプライをこちらまでお願いします。

地紋さんの記事はこちらのリンク先でまとめました


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