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新環境をどう勝っていく?マーク解禁ダブル環境考察 前編

      2015/10/18

新環境をどう勝っていく?マーク解禁ダブル環境考察 前編

導入

WCSも終わり、現在のレーティングではカロスマークの制限がなくなったダブルバトルがルールとして採用されています。

カロスマークのなくなったマーク解禁ダブルでは多くの重要な過去産(※1)のポケモンを使うことができますが一体どのような環境の変化をもたらすのかについて考えて行きたいと思います。今回は全国ダブル環境において最も環境を支配していたChalk(※2)を中心に捉え、新しく解禁されたポケモンについて考察していきます。

※1 この記事では解禁前ダブルについては全国ダブルと記載しております。また、過去産で大きな影響力を持つポケモンについてはくさもちさんがこちらの記事でまとめてくださっていますのでご参照ください。→(ダブルレート過去作解禁で流行りそうなポケモンまとめ)

※2…ダブルバトルのスタンダード構築において強力な5匹の並びであるCresselia, Heatran, Amoonguss, Landorus-T, Kangaskhanの頭文字をとってCHALKと呼ばれている。

WCS2015ルールで環境を制していたChalkの変化

以前に私が書いたWCS環境考察記事(http://oras-pokemon.com/?p=4342)の中でも挙げられていましたが、全国ダブルの環境では高種族値でチームメンバーを固めたスタンダードな構築がトップに立っていました。

その後の全国ダブルルールのオフ会などではChalkを如何にメタをはるかについて多くのことが考えられたことだろうと思います。
実際にChalkに有利を取ることの出来るズルズキンやポリゴン2といったようなWCS前ではあまり数が見られなかったポケモンが上位を占めていました。
またそのズルズキンをメタったムーンフォースを持ったクレセリアなど基本的にはChalkがいずれにしても中心となって環境は収束を迎えています。

しかし、そのChalk環境にもこの解禁による環境の変化が見られつつあると私は感じています。私が最もこのChalkという環境を壊しうると考えている2匹のポケモンは「まけんきボルトロス」と「しんそくエンテイ」です。

まけんきボルトロス

化身ボルトロス

何故まけんきボルトロスであるのか

まけんきボルトロスはある程度の火力と優秀な特性がかみ合ったポケモンですが、それ以上に元々の特性であるいたずらごころとは性質がかけ離れているポケモンであるのが大きな変化をもたらす原因になると考えています。

その両極端な性質のおかげで選出の際に化身ボルトロスが相手の構築にいるだけで特性いかくを持ったポケモンが選出しづらくなるといった事態が起こります。
もし、その化身ボルトロスがいたずらごころであったとしても選出の時にまけんきという特性を警戒しなければいけない状況が生まれます。

全国ダブルの環境では霊獣ランドロスを使う上でまけんきを持ったキリキザンやかちきのミロカロスなどの警戒しなくてはいけないポケモンは少なからずいましたが、そのほとんどが種族値が低く、メガガルーラに対して強くないポケモンであったため、霊獣ランドロスに対する大きな抑止力とはなっていませんでした。

まけんきボルトロスの強さとは

今回解禁されたまけんきボルトロスはまけんき発動後、もしくはこだわりハチマキを持った状態のばかぢからでメガガルーラを一撃で倒せるほどの火力を持っていることから多くのプレイヤーは使用されると考えています。
元々素早さも非常に高く、XYの時代にも多くのプレイヤーが使っていたポケモンでもあります。

全国ダブルの環境ではChalkと同様にいたずらごころの化身ボルトロスが非常に活躍していました。それはでんじはによる素早さコントロールを無視することのできるでんきタイプのポケモンもしくはでんきタイプの技を無効にできるポケモンが少なかったことに由来します。

実際にでんじはの影響を受けない霊獣ランドロスは非常に多く環境に存在しており、化身ボルトロスのミラーマッチも非常に多く存在していました。
日本代表決定戦後、化身ボルトロスが環境に多かった日本では海外とは違ってメタゲームが進んでいたと思われます。それは海外大会のロトム水やメガボーマンダ、そしてギルガルドの採用率から窺い知ることができます。

でんじはという強力なスピードコントロールを受け付けないポケモンというだけでこのポケモンは大きなポテンシャルを秘めているといえるでしょう。
また、ORASにおいて新たに追加されたメガシンカに対してもメガラグラージを除いて不利を取らないという点も重要です。少なくとも、環境に霊獣ランドロスがいる限り、まけんきボルトロスがいなくなるということは考えづらいでしょう。

これは記事の話と少しそれてしまいますが、まけんきボルトロスが増えることによって再びこだわりスカーフを持ったランドロスが増えるのではないかと考えています。そのことはあまり大きな差異ではありませんが、そこから様々なメタゲームが展開されること考えられます。

しんそくエンテイ

エンテイ

しんそくエンテイの影響とは?

私が全国ダブルの環境の変化に一役買いそうなポケモンとして挙げた2匹目のポケモンはしんそくエンテイです。
解禁されたポケモンのなかでは比較的地味であると考えられるポケモンですが、しんそくという技自体の優秀さを考えれば、まけんきボルトロスほどとはいえませんが環境を変えうるポケモンであると考えられます

このポケモンは性格がいじっぱりで固定されてしまう点が1つ他のエンテイと比べてデメリットとして挙げられますが、これは同じ他のエンテイと比べると良くない部分であると考えられるだけであり、実際は性質が異なったポケモンであると思われます。これは化身ボルトロスのいたづらごころとまけんきの差異と同じように考えるとイメージしやすいでしょう。

全国ダブルのエンテイとの違いとは

全国ダブルでのエンテイはせいなるほのおやバークアウトといったような技を使い、アタッカーというよりも、やけどや特攻を下げて味方をサポートする役割にあったポケモンでした。
しかし、しんそくエンテイはその性格としんそくという優先度+2の技を得たことから非常に攻撃的なポケモンとなりました。

全国ダブルの環境を思い出すと多くの優先度+1の技が飛び交っていました。
特性いたずらごころのポケモンによる補助技であったり、メガガルーラのふいうちなど。
また、しんそくは優先度が同じであるため、いかりのこなやこのゆびとまれよりも先に攻撃出来る可能性があるということも忘れてはなりません。

しんそくエンテイを考える上で忘れてはいけないのが、「はらだいこ」を使えるポケモンと一緒の構築に入る「じこあんじ」を持ったしんそくエンテイです。XYの時にははらだいこマリルリとじこあんじエンテイという組み合わせがオフ会を沸かせていました。

解禁ダブルでは『メガボーマンダがいることからじこあんじエンテイ自体があまり活躍できないのでは』と考えていました。

しかし、このゆびとまれを使用することの出来るポケモンの増加や物理化身ボルトロスが増えることによっていばるによる事故が減ることなども考えると未だにその影響力は高いものがあります。

エンテイがはらだいこのじこあんじを成功した時にはASメガガルーラを一撃で倒すレベルの火力が優先度+2で飛んでくるのですから止めようがないことは容易に想像できるでしょう。今ではあまりその影が見られませんが、いずれそのような攻撃的なエンテイが一定数出現するだろうということが考えられます。

終わりに

今回は新環境において活躍するであろう解禁限定で使えるポケモンを中心として考察を進めました。次の記事では新環境において活躍し始めるであろう全国ダブルのポケモンについても紹介しようと思います。

今は日本のポケモン界にとってはオフシーズンでありますが、来年のWCSルールを考えるといくつかの理由から解禁ダブルになる可能性が高いと個人的に思っています。実際にこの環境のメタゲームを考えること事態は来年のルールがもしも解禁ダブルでないとしてもメタゲームを捉えたりする練習になると考えているのでオフシーズンであるからポケモンをやることに意味がないとは思いません。

もしあなたが全国ダブルを初めて間もないプレイヤーであったり、まだ全国ダブルをあまり理解してないのであればこの時期が特に来年のジャパンカップに向けて非常に大切になる時期になるでしょう。
逆にダブルバトルに精通しているプレイヤーであっても来年のルールになる可能性のあるルールを考えることに損はありません。

今こそ他のプレイヤーとの差を埋める、差を広げるチャンスなのです!

この記事は、地紋さんに書いて頂きました。
記事の記事のアイディア(書いて欲しいポケモン、構築のなど)・質問があればリプライをこちらまでお願いします。

地紋さんの記事はこちらのリンク先でまとめました


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