オボン持ち化身ボルトロスの構築が増えている 3つの理由
ボルトロス=命の球の時代は過去の時代。
現在の主流は「オボンのみ」です。
ボルトロスの繰り出し性能を底上げしてくれる「オボンのみ」。
耐久力を底上げすることで、環境に多いポケモンに強くなります。
堅いポケモン or 早いポケモン どちらに焦点を絞るかで、型が異なります。
理由①:持ち物は1つでも、型は多様なボルトロス=受けづらさが強さ
電気+氷の広い攻撃範囲、特性:悪戯心+電磁波 だけでも十分強い。
しかし、努力値振りを変えるだけで ガラッと動きが変わります。
オボン持ちボルトロスの代表的な型を3つみましょう。
①ファイアロー・バシャーモに強いクッション型
▶︎クッション型
性格:ずぶとい(防御↑ 攻撃↓)
努力値:HP:252 防御:252 特攻:4
持ち物:オボンのみ
特性:いたずらごころ
技:ボルトチェンジ / めざめるパワー(氷) / でんじは / ちょうはつ
(参考:図太い化身ボルトロス:役割は麻痺撒き育成論【ORAS】)
オボン型のボルトロスの可能性を切り開いたクッション型ボルトロス。
ファイアロー・バシャーモなどに後出しできる耐久、先制:悪戯心+電磁波で動きを止めてくれます。
電磁波を読んで、電磁波の効果がないポケモンに交代されることも多いため、「ボルトチェンジ」で有利対面を維持するのも特徴とします。
バシャーモが誘うファイアロー、ガルーラが誘うバシャーモに強いことから、一緒に採用されることが多い。
②耐久ポケモンに強い、悪巧み型
▶︎悪巧み型
性格:おだやか
努力値:HP:252 / 防御:4 / 特防:252
持ち物:オボンのみ
特性:いたずらごころ
技:10万ボルト/気合玉/電磁波/悪巧み
(参考:悪巧み搭載 穏やか耐久ボルトロス(化身)育成論【流行】)
①クッション型は、ストッパーとして優秀だが火力が低いため有効打の無い相手に詰むことが多い。
そんな欠点を克服したのが、HD悪巧み型。
「わるだくみ」を積むことによりクレセリアなどの耐久数値の高いポケモンを起点に変えることができる。
特性:悪戯心+電磁波による、ストッパー性能も健在。
悪巧みを入れることで、崩し性能があがり 受けループにも強くなった。
また、流行のHD振りファイアローも許さない。
素早・物理耐久が低いことから、マンムー・メガガルーラが重たくなってしまった。
③積み構築に入る、HS悪巧み型
性格:おくびょう
努力値:175(164)-*-92(16)-155(76)-100-179(252)
持ち物:オボンのみ
特性:いたずらごころ
技:10万ボルト/めざめるパワー(氷)/電磁波/悪巧み
(参考:シーズン11使用構築:海図にない海を帆走するには勇気がいる)
ガブリアス・ゲンガー・メガガルーラを上から殴れるのが魅力のHSボルトロス。
霊獣ボルトロスでは、ゲンガー・ガブリアスよりもSが低いため 化身よりも人気が出ません。
悪巧み10万ボルトで227-150クレセリアが中乱数2発(58.2%)の火力が魅力。
カバルドンなどの起点作りのポケモンが入った構築で見かける機会が増えた。
理由②積み構築の流行と、ストッパーとしての評価が上昇
ボルトロスの採用率が増えたり理由は、積み構築の流行とともにあります。
・カバルドンであくび・ステルスロックからの、メガリザードンX
・バシャーモの加速バトンからの、メガガルーラ
・ラグラージの欠伸からの、メガボーマンダ
などなど 起点を作って エース降臨の流れを組むポケモンが爆増しました。
特にS11は、メガボーマンダが増え、対策として化身ボルトロスの需要が増えました。
電磁波は、1/4の確率で動けないという利点もあるため、強引に25%の勝ち筋を作れ 運勝ちも狙えるのも魅力の1つ
理由③:対面構築:ガルガブボルトの増加
メガガルーラと相性のいいポケモンとして、化身ボルトロスが圧倒的に人気のあるポケモンです。
化身ボルトは、メガガルーラのクッション役として扱いやすく、ボルトロスで相手の足を奪えば、メガガルーラの高い火力を相手に押し付けることができる。
メガガルーラのクッション役のため、オボン持ちがほとんどですね。
クッションだけでなく、削りも行えるため、メガガルーラが動きやすくなります。
ガルボルトとは?
メガガルーラ+ボルトロス:攻撃の主軸。メガガルーラのノーマルタイプという一貫性が強み。グロウパンチを搭載することで後出しでやってきたクレセリアすらも突破できる崩し性能が魅力。ボルトは、ガルーラの苦手なゲンガーバシャスイクンに投げる。