メガゲンガー軸の構築の対策が容易でない 4つの理由
S11後半から個体数を伸ばすのが、祟り目メガゲンガーです。
自身が状態異常技(鬼火・催眠術)を撒いたあと、祟り目一貫性を作る以外にも サポート役として 毒菱撒き・麻痺撒きがいることが多いですね。
祟り目入りメガゲンガーの強さを考えながら、有名な構築を見ることで いかに対策が難しいか を見ていきましょう。
理由①:あらゆる構築に入る、汎用性の高い祟り目メガゲンガー
祟り目メガゲンガーは入る代表的な構築を見ていきましょう。
結論からいうと、状態異常で起点を作るポケモンがいれば どんな構築にも入ります!
毒菱パでも、積み構築でも 範囲の広いアタッカーが欲しいなと思うと 真っ先に選択肢に入るのがメガゲンガー。
ボルトロス(化身)+メガゲンガー
ボルトロスで状態異常撒き、メガゲンガーの身代わりで起点+祟り目で突破するのがベースとなる動きです。
メガゲンガーは耐久振り(ガブリアスの逆鱗耐え)が多い。
メガゲンガーにも「鬼火」を搭載することで、メガガルーラを代表とする物理アタッカーを置物に変える。
▶︎ボルトロス
性格:穏やか
実数値(努力値):75(164)-*-92(16)-155(76)-100-179(252)
持ち物:オボンのみ
特性:悪戯心
技:10万ボルト/めざめるパワー氷/悪巧み/電磁波
▶︎メガゲンガー
性格:おくびょう
実数値(努力値):157(172)-*-103(20)-205(116)-116(4)-192(196)
持ち物:メガ石
特性:影ふみ
技:祟り目/ヘドロ爆弾/鬼火/道連れ
(参考:シーズン11使用構築:海図にない海を帆走するには勇気がいる)
毒菱PT:ゲッコウガ・クレッフィ・メガゲンガー
ポケモン名 | 特性 | 性格 | 道具 | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 |
ゲッコウガ | 激流 | 無邪気 | 気合の襷 | 熱湯 | 水手裏剣 | どくどく | 毒菱 |
クレッフィ | 悪戯心 | 穏やか | 残飯 | イカサマ | 威張る | 身代わり | 守る |
ゲンガー | 浮遊→影踏み | 臆病 | メガ石 | ヘドロ爆弾 | 祟り目 | 鬼火 | 身代わり |
(参考:S11使用毒菱PT「激流葬act1」最終レート2241)
ゲッコウガの毒菱 +祟り目に加え、毒の効かない相手もしくは効きづらい相手(モロバレル、眠るスイクンetc)にはクレッフィの電磁波、メガゲンガーの鬼火+祟り目で一貫性を作る
ジャローダ+メガゲンガー
ジャローダの蛇睨み、メガゲンガーの催眠術で起点を作る並び。
ジャローダの宿木の種とメガゲンガーの身代わりが高相性。
役割集中積みサイクルでは、積みエースのメガボーマンダでは治せないポケモンがいる場合の選出枠として採用されている。
電磁波で起点を作ることが特徴な積み構築でも、裏エースとしても活躍できますね。
▶︎ジャローダ
性格:臆病
実数値(努力値):177[212]-×-116[4]-98[20]-118[20]-181[252]
持ち物:たべのこし
特性:天邪鬼
技:リーフストーム/蛇睨み/宿り木/身代わり
▶︎メガゲンガー
性格:臆病
実数値(努力値):臆病 135-×-101[4]-222[252]-115-200[252]
持ち物:メガ石
特性:影ふみ
技:祟り目/気合玉/催眠術/身代わり
参考:役割集中積みサイクル
色んなPTに入るため、メガゲンガーの相性補完に入るポケモンまで対策しようと思うと膨大な組み合わせになりため、簡単には対策できない。
理由②:高い素早、絶妙な耐久
ポケモン名 | HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
ゲンガー | 60 | 65 | 60 | 130 | 75 | 110 | 500 |
メガゲンガー | 60 | 65 | 80 | 170 | 95 | 130 | 600 |
メガゲンガーは、メガシンカするとHP・攻撃以外が伸びます。
これにより、攻撃特化ガブリアス(A200)の逆鱗を耐える耐久、及び CSゲンガーのシャドーボール=CSメガゲンガーの祟り目という火力を手に入れました。
また、S130になることで低速ポケモンへのストッパー性能が格段に上がりました。
先制で「鬼火」「催眠術」「道づれ」ができるため、 相手の行動を止めやすいです。
このストッパー性能に磨きをかけるのが特性:影ふみです。
『ゴースト』タイプ以外は交代することができないため、相手の行動を制限することができ 読みを有利に進めることができます。
ゲンガーなら、上から殴られて突破されてしまうシーンでも、高いSからの誤魔化し技 耐久調整が可能なBD により行動回数が稼げるため、使い勝手のいいポケモンに感じます。
また、HP:188 防御:12の努力値を振ることで、攻撃特化ガブリアスの逆鱗耐え、HP:236 特防:12の努力値を振ることで超低乱1 という絶妙な耐久を持っているため 高い対面性能を得ました。
理由③:型の豊富さ:祟り目1つとっても多様な型が存在する
祟り目ゲンガーの型を見てみましょう。
祟り目+状態異常技(鬼火or催眠術)は確定で、残り2枠で個性をつけます。
型が豊富なため、安定した対策がみつかりませんね。
▶︎鬼火搭載CS型
性格:臆病
実数値(努力値):135-*-101(4)-222(252)-115-200(252)
技:祟り目/ヘドロ爆弾or気合玉/鬼火/身代わり
鬼火・ヘドロ爆弾(30%の確率で相手を『どく』状態)で状態異常を仕掛け、祟り目で突破する。
「祟り目」で相手を倒せるように特攻を伸ばしている。
味方で状態異常のサポートをする場合、CS型の採用が多い。
火力があるため、終盤の掃除役として活躍する。
▶︎鬼火搭載HS型
性格:臆病
実数値(努力値):167(252)-63-100-191(4)-115-200(252)
技:祟り目/ヘドロ爆弾or気合玉/鬼火/身代わり
CS型よりも、対面から状態異常をばら撒くために耐久振りの努力値振り。
メガガルーラ、ガブリアスとの対面が安定する。
序盤の掻き回し役として活躍する。
▶︎道づれ搭載鬼火型
性格:臆病
実数値(努力値):135-*-101(4)-222(252)-115-200(252)
技:祟り目/ヘドロ爆弾or気合玉/鬼火/道づれ
CS型の身代わりを、道ずれに変えるだけであら不思議 対面性能の鬼に。
S130からの道づれが強い。
裏の選出で突破できないポケモンは、道づれで1:1交換に
理由④:状態異常+祟り目の火力は異常ww
祟り目は、相手が状態異常だと威力が2倍になるため、一撃で倒せるポケモンも多い。
▶︎無振りガブリアス
(C252振り)84.1%~100%→火傷or毒ダメージ込みで確1
(C4振り)73.7%~86.8%
▶︎HP252振りクレセリア
(C252振り)96%~113.6% 乱数1発 (75%)
(C4振り)81.9%~97.7%
→ガブリアス、クレセリア等は、特攻に努力値を振ることで主要なポケモンが確1にできる。
▶︎HP252振りスイクン
(C252振り)58.4%~69.5%
(C4振り)49.7%~59.4% 乱数2発 (99.61%)
→安易な「眠る」を許さない火力。
まとめ
祟り目メガゲンガーの強さは、単体性能に加え 色んなポケモンとシナジーがあるからです。
積み構築、毒菱パなど色んな構築に採用されます。