悪巧み搭載 穏やかボルトロス(化身)育成論 概要
シーズン10のレート上位陣のパーティーのほとんどが、悪巧み搭載のボルトロスだったことで
ボルトロス キタコレ━━━━o(*´∀`)○━━━━━!!
と、ポケモン界隈で話題になっています。
なんで悪巧み搭載 穏やかボルトロス(化身)?
スイクン・サンダー・クレセリアなどの耐久ポケモンを見たら、後出しで投げて 「わるだくみ」を積んで、悠々と突破します。
耐久ポケモンを倒した後も、特性:いたずらごころにより、電磁波を先制で打てるため腐りにくい。
積みポケモンの起点作り、相手のエースのストッパーが役割です。
一方、化身ボルトがいないと 最近増えてきた '積み構築'が辛くなります。
マンムーマンダ、カバルカ、剣の舞ファイアロー、メガリザードンXなどなど 環境のトップにはたくさんの積みポケモン達を 電磁波一本で機能停止に追い込むことができます。
悪巧み搭載 耐久ボルトロスの強さを見てみよう!!
▶︎対耐久ポケモン性能
VS.防御特化サンダー
与ダメ
10万ボルト: 34%~40.1%
10万ボルト: 68%~80.2%(悪巧み1積み時)
被ダメ
10万ボルト:27.4%~32.7%
めざ氷:24.7%~30.1%
悪巧み1積みで、羽休めの回復量を悠々と上回ります。
10万ボルトも確5のため、余裕で受け出せます。
VS.特防特化サンダー
与ダメ
10万ボルト: 24.3%~28.9%
10万ボルト: 47.7%~56.8%(悪巧み1積み時) 乱数2発 (89.5%)
被ダメ
10万ボルト:27.4%~32.7%
めざ氷:24.7%~30.1%
特防特化サンダーでも、悪巧み1積み高乱数で勝てます。
VS 防御特化クレセリア
与ダメ
10万ボルト:22.4%~26.4%
10万ボルト:43.6%~51.5%(悪巧み1積み時) 乱数2発 (6.6%)
10万ボルト:64.7%~76.6%(悪巧み2積み時)
被ダメ
冷凍ビーム:23.6%~29%
無振りクレセリアの攻撃が、確定5発。
悪巧み1積み時の10万では、超低乱数なので、悪巧み2積みしたい。
後出しでは殴り合いに負ける可能性もあるので、対面安定。
試行回数が多いので、電磁波から入ることで有利な立ち回りを行える。
VS.防御特化スイクン
与ダメ
10万ボルト:53.1%~63.7%
10万ボルト:105.3%~125.6%(悪巧み1積み時)
被ダメ
冷凍ビーム:29%~34.4%
無振りスイクンなら、火力に乏しいため 圧倒的対面有利でゲームメイクできる。
VS.HS瞑想スイクン
与ダメ
10万ボルト:53.1%~63.7%(スイクンD±0,ボルトC±0)
10万ボルト:35.7%~43.4%(スイクンD+1,ボルトC±0)
10万ボルト:70.5%~84%(スイクンD+1,ボルトC±2)
被ダメ
冷凍ビーム:29%~34.4%(スイクンC±0)
冷凍ビーム:41.9%~50.5%(スイクンC+1) 乱数2発 (2%)
冷凍ビーム:55.9%~66.6%(スイクンC+2)
瞑想スイクンの場合、瞑想+1積みの状態からでも対面有利です。
スイクンを見たら、後出し大安定。
※(スイクンD+1,ボルトC±0)とは、スイクン特防1段階、ボルトロスの能力変化なしを表しています。
VS.防御特化ポリゴン2
与ダメ
きあいだま:40.6%~47.9%
きあいだま:80.2%~94.7% (悪巧み1積み時)
10万ボルト:22.3%~27%
10万ボルト:44.2%~53.1% (悪巧み1積み時) 乱数2発 (23.4%)
被ダメ
冷凍ビーム:32.2%~38.7%
冷凍ビームは確4です。
後出しで、十分処理できるものの、ワロス弾(きあいだま)の命中率が不安定さが気になる。
試行回数を稼ぐために、電磁波から入りたい。
他にも、ナットレイも同様に処理できる。
ストッパー性能
特性:悪戯心により、電磁波を優先度+1で打てるため、相手の積みエースを止めることができる。
耐久ボルトロス(化身)育成論詳細
コンセプトは、耐久に努力値を振り、後出し性能を上げ、電磁波を撒いていく戦法。
準伝の高いスペック、特性:悪戯心という 条件をもつ ボルトロスしかできない戦法。
環境に合わせて、くさむすび、きあいだま、いばる、悪巧みなど色んな技が採用される。
特徴
▶︎種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 | |
ボルトロス | 79 | 115 | 70 | 125 | 80 | 111 | 580 |
高い特攻、素早さが目を引きます。
一貫性の高い、電気技や豊富なサブウェポン(きあいだま、くさむすび、やきつくす、サイコキネシス)などアタッカー向きなポケモン。
▶︎素早さ調整表
無振り(131) | 無振りメガメタグロス抜き |
28振り(135) | 最速70族(キノガッサ、メタグロスなど)抜き |
特性
いたずらごころ
※自分の使う変化技の優先度が1だけ加算される。
技
10万ボルト/気合玉/電磁波/悪巧み
▶︎めざ氷を採用しない理由。
役割対象である、ガブリアス抜きの場合は採用理由になりえるものの、耐久ポケモン対策に特化させるため採用しない。
性格
おだやか
もちもの
オボンのみ
努力値
HP:252 / 防御:4 / 特防:252
実数値:186-×-91-145-145-131
S28振り(最速キノガッサ抜き)をする場合は、HPを削ります。
穏やか耐久ボルトロスの流行
耐久ボルトロスは、3種類います。
HS、HB、HDの三種類です。
基本的には、PTのクッション役ですが 努力値振りで役割対象が変わります。
現環境での強さを評価すると
HD>>HS>>HB
になると思います。
それぞれの特徴を簡単に解説すると
①HD
耐久ポケモン(クレセリア、ポリゴン2等)を後出しで買うために生まれてきたポケモン。
ゲンガーなどの特殊アタッカーをなんやかんやで倒せたり。
特殊耐久ポケモンを「わるだくみ」を積んで突破する、崩しという役割が与えられることも多い。
②HS
耐久は、メガバシャーモのフレアドライブを耐える調整が多い。
S振りのメリットは、ガブリアスに対して めざ氷を上から打てる点。
また、メガボーマンダにも強く 氷4倍弱点系を意識した型。
③HB
環境に多い物理アタッカー(メガクチート、ガブリアス、メガガルーラ)を意識した努力値配分で、電磁波+ボルトチェンジで次のポケモンにつなげることを意識した技構成が好まれる。
耐久は、攻撃特化メガガルーラの猫騙し+すてみタックルをオボン込みで耐えます。
苦手なポケモン
めざめるパワー氷を切っているため、ガブリアス・メガボーマンダの処理が難しいため後続に任せよう。
また、Sに努力値を咲いていないため、ガブガルが非常に重たい。
よって、めざ氷を採用しないデメリットを補うために、マンムーを採用したい。
また、電磁波と相性のいい、祟り目メガゲンガーもオススメです。
メガガルーラに強いだけでなく、ボルトロスの電磁波からの展開を作るやすいです。
▶︎オススメ記事
クレッフィ+メガゲンガーのたたりめ構築
→クレッフィの場所が、メガゲンガーになるだけで運用としては似ています。
メガゲンガーに身代わりを搭載することで、電磁波での痺れを期待できます。
おまけ
HDボルトロスには、悪巧み型以外にも、起点作り特化型も存在します。それは主に積みを重視した構築に採用されます。
一例をあげると、
▶︎積みサイクル(オニゴーリ、メガリザードンXと組ませる)です。
ボルトロスで起点をつくり、オニゴーリ・ピクシーで積みまくります。
リンク先のボルトロスは、今回紹介したボルトロスと技構成が異なり、10万ボルト 電磁波 威張る 挑発となっています。
害悪対策ポケモンを、ボルトロスで突破するというコンセプトの素晴らしいPTです。