始めに
レンカイです。
先日、ツイッター上で『初手TOD』に関する話題が散見されました。
初手TODとはオニゴーリを始めとする能力上昇する害悪入りの構築に仕掛けていき、十分な能力上昇をさせる前にTODに持ち込んでしまおうという戦術です。
現環境、ほとんどのオニゴーリは麻痺撒き要員(ボルトロス、ジャローダ)を捨て、死に出しからの登場となります。
そのためオニゴーリ側は常に頭数での不利を強いられることになるので、この初手TODは有効だと言えるでしょう。
(オススメ記事:元オニゴリスト レンカイが教える:特性:ムラっけの極意)
そんな初手TODですが、この記事ではオニゴーリの視点から立ち回りを考えていこうと思います。
オニゴーリを使いたいと考えている方には、きっちり初手TODへの対抗手段を知っておいていただきたいです。
オニゴーリがお嫌いな方も、オニゴリスト側の思考を知っていただくことで、更なる対策を考えるヒントになるかもしれません。
初手TOD対策の例
早速TOD対策を載せていきたいところですが、その前に。
オニゴーリを使う以上、初手TODされるのは当然と考えてください。
決して相手を批判してはいけません。
批判するぐらいなら以下の対策を施しましょう。オニゴリストとしての約束です!
さて、私が提唱するTOD対策はふたつあります。
対策案その1。『後攻とんボルによる起点作り』
相手を麻痺させるのではなく、下からとんボルを打ち込むことでオニゴーリの無償光臨を狙います。
こうすることで頭数を3匹残したまま積み始めることができるので、初手TODに対してある程度強くなれるでしょう。
ちなみにムラっけという特性は、とんボルで場に出たターンから発動します。次に守るを使うとすれば、最低でも2回も試行回数が稼げますね。もし能力の引きが悪ければ、もう一度とんボル役に引っ込めて同じことを繰り返します。
この手法の短所としては、クッション役が消耗してしまうので、相手を1匹も落とせないとやはりTOD負けしてしまう点が挙げられます。
相手のパーティを見て、オニゴーリで相手を倒せそうになければ、いっそオニゴーリを出さないほうが良さそうです。
対策案その2。『初手オニゴーリ』
頭数を減らしてはいけない。クッション役を消耗させてもいけない。
だったら初手オニゴーリで運ゲしてやろう、という発想です。
ネタだろうと思われるかもしれませんが、TOD環境においては十二分に有力な選択肢だと私は確信しています。
最悪、ムラっけの引きが悪かった場合でも、裏のとんボル役に引っ込めることで対策案その1『後攻とんボルによる起点作り』に移行することもできるでしょう。
この手法の短所は明白で、オニゴーリより早そうな高火力ポケモンがいたら不可能な戦法であり、そもそも起点を作っていないため安定感も皆無です。
これらふたつの対策に共通するのは、麻痺に頼らないこと。そして頭数を3匹から減らさないこと。
ジャロゴーリ、ボルトゴーリは結果を出している有力な構築ですが、やはり先発の起点役を捨ててしまう考えでは初手TODに対抗することは難しいでしょう。
逆に私の提唱するふたつの対策が使えるよう、後攻とんボルを中核としたパーティ構築にすることで、TODに屈しない楽しいオニゴリズム・ライフを送ることができます。
もう気付かれているかと思いますが……TOD対策のためには、パーティの構想そのものから考える必要があります。
先発で麻痺撒きに特化するのではなく、後攻とんボルで戦えるように。
もちろんTODを度外視するならば、ジャロゴーリやボルトゴーリを使ったほうが強いと私は考えます。
麻痺させたほうが絶対安全にまもみができますからね。
ただレートに潜るならTODは決して無視できません。
初手TODに困っているなら、構築段階から見直してみてはいかがでしょうか。
最後に
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!
『TOD対策だけでパーティ自体を変えるぐらいなら、レートでオニゴーリを使う意味って無いんじゃないですか?』
はい。手軽に勝ちたいだけなら、他の構築がいくらでもあります。
今オニゴーリを使っている方は、ただオニゴーリのことを愛しているからパーティから外せないんじゃないかなって思います。個人的な意見ですが。
余談ですが私は彼が好きすぎて、無意識にこんな画像を作ってました。
何やってんだろう……。
この記事は、レンカイさんに書いていただきました。
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