突撃チョッキ厚い脂肪ハリテヤマ育成論概要
ダブルバトルではメガリザードンY+ヒードランといった高火力ほのお技でゴリ押す構築が一定数おり、対策が十分でない場合、簡単に負けてしまいがちです。
そのため、今回はメガリザードンY対策とスタンダード構築に採用されやすいヒードランを意識したとつげきチョッキハリテヤマについて紹介します。
ハリテヤマは耐久と攻撃種族値に恵まれているポケモンでメガガルーラのすてみタックルを少し防御に努力値を振るだけで耐えることができます。
また、技もかくとうタイプ特有の3色パンチやねこだまし、いわタイプの技を覚えることが出来るため、攻撃範囲についても困ることはありません。
特性
あついしぼう
技
ねこだまし/インファイト/がんせきふうじ/れいとうパンチ
性格
いじっぱり
持ち物
とつげきチョッキ
努力値
攻撃:236/防御:140/特防:132
実数値:219-187-98-*-97-57(素早さ個体値4)
素早さはズルズキン抜き、最遅60族抜かれ調整です。
運用方法
特性あついしぼうを持っていることでほのお・こおりタイプの技を半減にすることができ、とつげきチョッキを持たせているため、ヒードランなどに対しては一方的に強く立ち回ることが出来ます。
また、かくとうタイプであることでいわなだれを撃ってくることが多い相手の霊獣ランドロスに対して、後ろから交代で出していきれいとうパンチで倒すこともできます。
今回はメガリザードンYに対しても強く立ち回れるため、いわタイプの技であるがんせきふうじを採用することで打点を持たせました。
がんせきふうじは相手の素早さランクを1段階下げることができるため、素早さを操作するポケモンとして扱うことも出来ます。
技の採用理由
技構成はねこだまし/インファイト/がんせきふうじ/れいとうパンチとなっています。
ねこだましは立ち回りの中で非常に汎用性の高い優秀な技です。隣のポケモンをサポートするだけではなく、相手のおいかぜや天候のターンを無駄に消耗させる上でも役立ちます。
インファイトは攻撃後に防御と特防のランクが1段階下がってしまうため、耐久値の高いハリテヤマとは相性がいいとは言えませんが、ヒードランを一撃で倒せる火力とメガガルーラに対するダメージ量を考えるとこの技を採用するべきだと考えられました。
がんせきふうじは持ち物がとつげきチョッキであり、特性があついしぼうということからメガリザードンYに対する打点を持たせるべきであるため採用されました。他に覚える岩技としてはいわなだれ/ストーンエッジなどがありますが、ワイドガードや命中率が低いといったような観点から素早さ操作も行うことができるがんせきふうじが採用されました。
れいとうパンチは主に霊獣ランドロスに対する打点として採用されました。こおりタイプの技は一貫性が取りやすく、霊獣ランドロスの後ろから出てきやすいモロバレルなどに対しても良いダメージを与えることが出来ます。
火力
インファイト
H252ヒードラン
ダメージ: 204〜240
割合: 103%〜121.2%
H252メガガルーラ
ダメージ: 212〜252
割合: 100%〜118.8%
H252ニョロトノ
ダメージ: 133〜157
割合: 67.5%〜79.6%
がんせきふうじ
H252ファイアロー
ダメージ: 188〜224
割合: 101.6%〜121%
H4メガリザードンY
ダメージ: 176〜208
割合: 114.2%〜135%
れいとうパンチ
H4霊獣ランドロス
ダメージ: 196〜232
割合: 118.7%〜140.6%
攻撃ランク1段階ダウン後
ダメージ: 132〜156
割合: 80%〜94.5%
H252化身ボルトロス
ダメージ: 118〜140
割合: 63.4%〜75.2%
H252モロバレル
ダメージ: 118〜140
割合: 53.3%〜63.3%
耐久
物理耐久
陽気A252メガガルーラのすてみタックル
合計ダメージ: 183〜217
合計割合: 83.4%〜99.0%
意地A252霊獣ランドロスのじしん
ダメージ: 93〜109
割合: 42.4%〜49.7%
意地A252キリキザンの球アイアンヘッド
ダメージ: 117〜138
割合: 53.4%〜63%
特殊耐久
控えめC252メガリザードンYの晴れねっぷう
ダメージ: 49〜58
割合: 22.3%〜26.4%
控えめC252ヒードランのねっぷう
ダメージ: 27〜33
割合: 12.3%〜15%
控えめC252ニンフィアの眼鏡ハイパーボイス
ダメージ: 182〜216
割合: 83.1%〜98.6%
臆病C252ニョロトノの雨ねっとう
ダメージ: 67〜81
割合: 30.5%〜36.9%
採用される構築
ヒードランやリザードンが重くなりがちなメガサーナイト構築やメガリザードンY構築と非常に相性が良いポケモンです。
素早さも100属と混戦のSをしているためがんせきふうじによるサポートする上でも活躍出来ます。
トリックルームを中心とした構築に採用する場合は耐久が高いがためにターンを無駄にすることがあるため、あまりお勧めできません。
逆にトリックルーム構築に対して強くなるため、モロバレルなどと合わせるとガルーラニンフィアヒードランをメインとしたトリックルーム構築に対して非常に強く立ち回ることができるでしょう。
この記事は、地紋さんに書いて頂きました。
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