ウインディ育成論概要
ダブルバトルにおいてはシングルと違い、相手を倒すという目的以外で採用されるサポート重視のポケモンが存在します。以前に記事を書かせていただいた(マイナーポケモンを活かすためのサポート枠ズルズキン育成論【ダブルバトル】)がこれに当たります。
しかし、記事内でも書かせていただいている通り、ズルズキンは全ての構築の採用しやすいわけではありませんので今回は様々な構築に入れやすいサポートを重視したウインディについて紹介します。素早さがメガ進化前のガルーラよりも早く、メジャーなポケモンに対しても優位に立ち回れるポケモンです。
タイプと性能からエンテイと比較されやすいですが、大きな違いとしては特性のいかくと回復技を持っているという点ではウインディの方が勝っていると言えます。
特性
いかく
技
かえんほうしゃ/バークアウト/おにび/あさのひざし
性格
おくびょう
持ち物
ゴツゴツメット
努力値
HP:228/防御:4/特攻:36/特防:4/素早さ:236
実数値
194-*-101-125-101-159
素早さは最速91族+2調整にしています。
初手の対面で相手のランドロスがスカーフかの判別も出来るため非常に便利です。
運用方法
ウインディはいかくを持っており、素早さが最速霊獣ランドロス+1になっているため、基本的には初手から出していきます。基本的に横のポケモンが倒されないようにバークアウトとおにびを使って、相手の火力を削いでいきます。また、あさのひざしを使用して相手を詰ませる立ち回りもできるところが強いです。
本来、特性いかく持ちが苦手とするキリキザンなどの特性まけんき持ちのポケモンよりも素早さが早いため、攻撃を食らう前におにびでやけど状態にして優位を取れます。特性かちきを持つポケモンに対してはどうしても不利になってしまうので選出しない方が良い場面が多いでしょう。
今回はおにびやバークアウトを撒く回数を増やすために素早さに配分した後はかえんほうしゃでキリキザンを倒せるところまでCを確保して、残りは耐久指数が最大になるように配分しています。
技の採用理由など
今回はかえんほうしゃ/バークアウト/おにび/あさのひざしの技構成になっています。
メイン技になる炎技ですがフレアドライブやねっぷうなどの選択肢があります。
フレアドライブは物理技で火力が高いですが反動ダメージを受けてしまうため、採用されませんでした。
ねっぷうに関してはサブウェポンとしてバークアウトを採用することが決まっていたので、攻撃技が範囲技のみになってしまい、ワイドガードに弱くなってしまう点と命中率が100%じゃないため、安定性と火力からかえんほうしゃが選択されました。
バークアウトとおにびについてもこの型のコンセプトとして外せない技です。特性かちきのポケモンに対して、バークアウトを撃ってもCが一段階上がってしまうことは忘れないようにしておきましょう。
最後の枠に回復わざとなるあさのひざしを採用しました。今回の型では素早さにかなり努力値を振っているため、相手の攻撃を弱体化させたとしてもある程度は削れてしまいますし、先に攻撃された場合に受け身であるこちらが不利になってしまう場合が多いため、それらをケアするためにも回復技を採用しました。耐久に厚く配分したウインディの場合はこの枠をまもるに変更した方がいいのかもしれません。
火力
かえんほうしゃ
H4キリキザン
ダメージ: 144〜170
割合: 102.1%〜120.5%
H252モロバレル
ダメージ: 128〜152
割合: 57.9%〜68.7%
H252ギルガルド刃
ダメージ: 182〜216
割合: 108.9%〜129.3%
バークアウト
H252ギルガルド刃
ダメージ: 56〜68
割合: 33.5%〜40.7%
耐久
物理耐久
※全ていかく込みの計算
補正有りA252メガガルーラのすてみタックル
合計ダメージ: 129〜154
合計割合: 66.4%〜79.2%
補正有りA252霊獣ランドロスのじしん
ダメージ: 120〜144
割合: 61.8%〜74.2%
補正無しA252バンギラスのいわなだれ
ダメージ: 78〜92
割合: 40.2%〜47.4%
特殊耐久
補正有りC252ニンフィアのメガネハイパーボイス
ダメージ: 65〜77
割合: 33.5%〜39.6%
補正有りC252ヒードランのだいちのちから
ダメージ: 136〜160
割合: 70.1%〜82.4%
補正有りC252ギルガルドのシャドーボール
ダメージ: 100〜118
割合: 51.5%〜60.8%
採用される構築
ガルーラに強く、特性いかく持ちであることから様々な構築に入りやすいです。
特にスタンダード構築に入れることでミラーマッチに強くすることができるため、他の構築よりも相性が良いといえるでしょう。
また、霊獣ランドロスと一緒に採用することで相手の物理ポケモンに対して非常に優位に立つことも出来ます。
ただし、いわ技が弱点なので相手のいわなだれなどに対しては後発から交代で出しづらいということは覚えておく必要はあります。
メガフシギバナなどの高耐久ポケモンと一緒に構築に組み込むことで要塞のような詰ませる構築を組むことも出来ます。
しかし、その場合は相手に攻撃の試行回数を稼がれすぎると急所で逆転されてしまう場合があるので相手を出来るだけ早く処理する手段も必要になると考えられます。
この記事は、地紋さんに書いて頂きました。
記事の記事のアイディア(書いて欲しいポケモン、構築のなど)・質問があればリプライをこちらまでお願いします。