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脱出ズルズキン育成論:新たなる常識『支配構築』の軸【ORAS】

      2015/04/19

脱出ズルズキン育成論 概要

ズルズキン
今回はズルズキンの育成論と銘打ってはいますが、実際には新しい構築思想の記事であるとお考えください。

現環境、構築にもいろいろありますよね。
対面構築、起点構築、サイクル……。
あるいはゲンガナンスやレパドーなどのコンボ構築まで、さまざま。

それらからヒントを受け、環境の頂点に立つための新構築思想を考案いたしました。

2匹のポケモンで戦い、不利対面に陥ったら『脱出ボタン』を持つ3匹目に交代することで、即座に有利対面へと持ち込むことをパーティの狙いとしています。

・たとえば先発でスカーフ水ロトムを出したら、相手はサザンドラだった……。
もしこちらの先発がバシャーモだったら!!
そんなとき、クッションとして脱出ナットレイを繰り出すことで、バシャーモを無傷で対面させることができます。

・たとえば先発ガルーラを出したら、相手はゲッコウガだった……。
とりあえず猫だましで半分削ったものの、球けたぐりで落とされてしまう。
そんなとき、クッションとして脱出水ロトムを繰り出すことで、ふたたびガルーラを降臨!
猫騙しでゲッコウガを縛ることができます。もちろん交代読みでグロウパンチの起点にするのもいいですね。

このように脱出ボタンを用いて対面を支配する構築を、仮に『支配構築』と呼称します。
支配構築は、軸(脱出ボタン持ち)アタッカー5匹が基本となりますが、場合によってはアタッカーを減らしても構いません。
(私はアタッカーを4匹にし、サポートを1匹入れています)。
それでは、そんな支配構築の軸として使うズルズキンの育成論に移りましょう。

とびひざげり/はたきおとす/がんせきふうじ/ちょうはつ

※仮想敵・ダメージ計算は後述

特性

いかく

性格

しんちょう(特防↑ 特攻↓)

もちもの

だっしゅつボタン

努力値

HP:252 攻撃:92 特防:164
『とびひざげり』で特化スイクンのみがわりを確定1発、残り特殊耐久

役割

『支配構築』の軸。
この構築は2匹のアタッカーで攻めていくため、アタッカーには数的不利を覆す抜き性能が求められます。
最たる例は積みエースですので、彼らの起点を作るため『いかく』を撒きます

運用方法

『いかく』により相手のAを下げつつ、脱出ボタンで有利体面を作ります。
相手が攻撃してこないのであれば、『はたきおとす』『がんせきふうじ』で妨害しましょう。

脱出ボタン発動後は、起点にできる相手に繰り出したり、いかくを撒いてサイクルに参加させたり。
『はたきおとす』のおかげで、クッションとしてはなかなか腐りにくいポケモンです

クッションポケモンとの差別化

クッション役はズルズキン以外にも大勢いるので、その一例だけ紹介します。

モロバレル@脱出ボタン

モロバレル
脱出ボタンといえばこのポケモン。
特性『さいせいりょく』で、最初の繰り出し時に受けたダメージを回復します。
また脱出ボタンが発動できなくても、キノコのほうしで相手の動きを封じるなど、十分な活躍が見込めるでしょう。

ただし一致130技を持つズルズキンと異なり、モロバレルではとにかく火力が足りません
交代が多くなる支配構築においては、相手にみがわりを残されやすく、それを壊せるだけの火力が必要となります
モロバレルのギガドレインは、瞑想1積みスイクンのみがわりすら割れない可能性があり、非常に不安です。

霊獣ランドロス@とつげきチョッキ

霊獣ランドロス
いわゆる『ボルトランド』のランドロス。
特性『いかく』、優秀な耐性による流し性能からの『とんぼがえり』により、メガシンカエースの無償光臨を狙うポケモンです。
また、高いA種族値から自身もアタッカーとして活躍できます。
脱出ボタン頼りではないので、何度でもクッションとしての役割を持つことができます。

ただ、ランドロスはそこそこ速いポケモンですので、相手によっては先制とんぼがえりになってしまうことがあります。これではクッションとして安定しているとは言えないでしょう
また、脱出ボタンと異なり、相手のとんぼがえりを許してしまいます。

ダメージ計算

広い範囲に繰り出していくので、ガブリアス・化身ボルトロス戦の被ダメージを計算します。

対ガブリアス 被ダメージ

oras_ガブリアス
『いかく』込みの逆鱗→35.4%〜42.4% 確定3発
『いかく』『剣の舞』(計1段階上昇)の逆鱗→79%〜94.1% 確定2発
『いのちのたま』持ちA1段階上昇の逆鱗→102.9%〜122.6% 確定1発

よほどのことがない限り、クッションとして機能します。
ただし、現環境では少ないですが、強化アイテム持ちで『つるぎのまい』をされた場合が苦しいです。
一応、死に出しという形でアタッカーを繰り出せますけど……。
記事の最後にも述べてあるように、超火力の一撃をお見舞いしてくるポケモンが、支配構築の弱点となります。

対化身ボルトロス 被ダメージ

化身ボルトロス
持ち物なし10万ボルト→30.2%〜36.6% 確定3発
いのちのたま持ち10万ボルト→39.5%〜47.6% 確定3発
持ち物なし気合球→54.6%〜65.1% 確定2発
『いのちのたま』持ち気合球→70.9%〜84.8% 確定2発

ボルトロスの10万ボルトぐらいの火力であれば、余裕を持ってクッション役が務まります。
気合球で弱点を突かれると痛いですね。脱出ボタン発動で有利体面を作れるとはいえ、その後の役割が無くなりそうです。
さすがに気合球にズルズキンを繰り出すことはないでしょうけど……。

脱出ズルズキン まとめ

今回の記事では脱出ボタン役をズルズキンとしていますが、以下の条件を満たしていれば十分『支配構築』の軸が務まりますので、参考にしていただければと思います。
①繰り出し性能の高さ。
相手に攻撃されず脱出ボタンが不発に終わったときの代替戦術(ズルズキンなら、『がんせきふうじ』や『はたきおとす』で妨害)。
持ち物が無くなっても何らかの仕事ができること

この構築におけるアタッカーは、以下のどちらかの条件を満たすポケモンが望ましいです。
タイマン性能が高いこと。後出し性能は軸であるクッションがカバーしてくれるので、そこは心配しなくて大丈夫です。
有利対面で積み、暴走できること。1匹をクッション役に割いている分、どうしても数的不利が生まれます。それを補うため、積み全抜きが基本です。

そして支配構築のアタッカーに絶対必要な要素がこちら。
③相手の起点になりにくいこと!
クッション役を繰り出した際に積み技を使われ、脱出ボタンが発動せず起点にされるパターンがあり、危険です。

私自身もこの構築を使い始め、レート1700から2000に登るまでの勝率は9割弱でした。
新しい常識となるであろう支配構築、ぜひ一度お試しください。

あと支配構築って名前、厨二くさくて好きです。

This article written by オリゴリスト

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